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中古盤 Used Vinyl

コンディションはA.B.C.の三段階評価です。最初のアルファベットが盤質 あとのがジャケットの評価です。例) A-B ・・・盤はAランクでジャケットがBランクです。
※掲載後に売れたあとの削除が遅れる場合があります。ご注文を頂いた品が万一売り切れておりました際はご容赦頂けますようお願い申し上げます。

Vinyl

ピリス(マリア・ジョアオ・ピリス) ピアノ
モーツァルト・ピアノ・ソナタ全集(幻想曲とロンド付)

国内盤1974年日本コロムビア OQ-7214/21
(8枚組豪華カートンボックス入り)A'-A' \24,000
tax in  (収録棚LP8)

録音データ 1974年1月11日-2月28日 東京イイノホール
使用ピアノ ハンブルク スタインウェイ
使用楽譜 ヘレン原典版全集
マイクロフォン ゼンハイザーMKH405 ×3本、ノイマン69C ×1本
レコーダー PCM DN023R型
カッターヘッド ノイマン SX-74
技術 林正夫、穴沢健明、北村幸市、渡辺義之
制作 結城亨、川口義晴、増田隆昭
PCMマスターソニック・レコーディング技術について〜
PCM録音された音源を、さらにカッティング特製を増すためハーフ・スピード・カッティングを行いさらに再生歪みを
除去するノン・ディストーション・カッティングにより制作された画期的なレコード。ヴァイオリン奏者の塩川悠子が
一時帰国して行ったリサイタルの時に日本に同行して共演したのがこのピリスでした。その時の演奏が一躍関係者の
注目を集め、その後日本側からのオファーでこのモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集の日本吹き込みが実現、当時の
デンオン(現デノン)の技術と叡智の全てを投入し、この吹き込みのために再来日したピリスを迎え、約一ヶ月半の
ピリスの滞在期間中にその収録を終えたという、まさに全社あげての入魂のセット。その仕上がりはもはや録音芸術の
領域、レコード芸術という言葉を思い出します。初々しいタッチのピリスも大変な魅力で輪郭のはっきりしたラインは
まさにモーツァルト弾きとして天性の才を秘めた人なのだと感じます。ピリスはこのあと90年か91年にも、その時は
ドイツでこのモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集を再録していて現在はそれがCDボックスとして発売されています。
機会があれば是非そちらの新録音源と聞き比べてみたいのですが、デンオンのスタッフによって制作された
この作品の音を超えるのは相当に大変なことだと感じます。実際少なくとも私は過去にこれほどピアノを美しく
なめらかに、かつしなやかなに表現したレコードを知りません。盤のコンディションの詳細は下記の通りです。
3面 - 2カ所ノイズ発生
7面 - 最初の10分間程度ややノイジー
8面 - 最初の10分間程度やや耳障りなノイズ有り 最終トラックでやや歪み感あり
10面 - 2カ所ノイズ発生
14面 - 3周回程度周期的なノイズあり
15面 - 最終トラックでやや歪み感あり
以上の気になる点以外は全曲すこぶる良好な文字通りAランクのコンディションです。ガイド溝でさえも、針が音溝を
トレースしていないのかと錯覚するほどの見事な静寂は当時の日本コロムビアのレコード盤製造の技術の高さを証明
しています。このセットは全16面を完全試聴した上でコンディション表示をしています。